20周年記念式典・開会ご挨拶(第21号 1998年12月)

ご挨拶に相応しくない話題ですが、世の中、不況です。消費支出はこの7月で9ヶ月連続の前年割れ。私どもの事務所でも、企業倒産にまつわる仕事が随分増えて参りました。この一年間で、会社更生2件、和議6件、特別清算4件、破産4件の調査等を担当させて頂きましたが、こんなに件数が多いのは初めてのことです。

ことは林事務所のお客様も同様であります。中には本日お越しのフェニックス電機様のように、数ヶ月で更生手続を終結し、躍進されているお客様もおられますが、他方で、法的手続をとるかどうか、ぎりぎりのところで会社再建に邁進されているお客様もおられます。私どもは、何とかお客様に生き残って頂きたいと、日夜、無い知恵を絞っております。お客様あってこその事務所。苦しい時にこそ、何とかお役に立ちたいのです。

このような時期に、ホテルで記念式典・祝賀会とは不謹慎であるとのお叱りを受けるかもしれません。しかし、縮み志向の世の中にあっても、やるべきことはやりたい、むしろ「私達も頑張っています。これからも、もっと頑張ります。是非、ご一緒に、これからの五年、十年、いえ二十年を共に成長し続けていきましょう!」と呼びかけさせて頂きたい、そんな思いで、この記念式典・祝賀会を開催させて頂きました。

もっとも私どもの事務所は、問題だらけであります。所長の私を始め職員も、知識、経験、お客様への対応など、もっともっと充実させる必要があります。また個々のお客様に十分なサービス提供を保証する組織体制も、極めて不十分であります。そのような私どもに対し、斯くも多くの皆様のご臨席を賜りましたこと、職員一同、身の引締る思いが致しますとともに、嬉しさと感謝の気持ちで一杯です。本当に有難うございます。本日の記念式典を機に、初心に戻り、事務所をあげて研鑚に励み、より一層お客様のお役に立てる事務所にして参る所存でございます。

どうか今後とも、従来と変わりませぬ、ご指導・ご鞭撻をお願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせて頂きます。

(所長 林 光行)

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