最近は一時のような「人材不足」の声は少なくなりました。しかし関与先様の会社を拝見しますと、相変わらず人手不足(絶対数が足りない)であり、人財不足(求める能力の人が足りない)であるように見受けられます。
このことを具体的な課題として整理すると次の3点にまとめることができるでしょう。
- 新規採用ができない
- 定着率が悪い
- 中堅社員の能力が伸びない
ところで、よく考えて見ると上記の3点は実は根は同じだと思われます。というのも、基本的には次の条件が満たされていると、先の問題はほとんど解決されると思うからです。
- 会社と社員に共通する夢があること
- その夢を達成するのに必要な社員の能力像が明確であること
- その能力を得るのに必要なステップが見えており、能力取得を援助するシステムができていること
つまり、このようにすれば、中堅社員の能力は確実に伸びるのです。そして、自己の夢の実現の為に生き生きと働きながら能力を向上させている中堅社員のもとでは、後輩もそれを見習い、定着してゆくのです。また、従業員が生き生きと働いている夢のある会社には、採用希望者も集まってくるのではないでしょうか。
永田町のゴシップ記事(失礼!)を読むのも結構ですが、座して政府の景気対策を待っている訳にはゆきません。景気停滞の今こそ、自分と会社の夢を考え、自己能力と従業員の能力向上(具体的に何が必要なのか)を考えられてはどうでしょうか。そして、ヒト・モノ・カネのうち一番大切な人材を、本当の意味での「人財」に育て上げることが大切なのだと思います。
(所長 林 光行)
