今こうしてシェアリングレター発刊に寄せて文章を書く気持ちはとても一言で言い表わせるものではありません。昭和53年に事務所を開設して以来、いわゆる「事務所通信」は出したかったのです。
安直にするなら、その手の専門業者が作成しているものを買う方法もありました。「林事務所」の題字を作る版代数千円を払えば、一部あたり数十円で「これは我が事務所で作りましたよ」という顔をして「事務所通信」を皆様にお配りすることができます。勿論このシェアリングレターよりも美しい活版仕上げのカッコ良いものが出来上ります。
でもそんな方法はとりたくなかったのです。他人まかせの事務所通信を表紙を貼り変えて皆様にお送りする。商業的にはOKでも、もう一つ乗り気になれませんでした。やはり私(達)と皆様の関係でお伝えしたいことを伝える、その為のツールが欲しかったのです。でも独自のものを出すだけの力はありませんでした。
ここ数年、事務所の会議でも何度か発行を提案していたのですが、職員みんなの「誰がするの?」という冷たい顔の前に、無念の涙を飲んでいました。しかし、今年正月の合宿で漸く職員のみんながその必要性に気付き、手間がかかってもやりましょう」ということになりました。
でも、ここまで書いて気付いたのですが、ひょっとしたら、私より職員みんなの方が賢明だったのかも知れません。事務所が小規模の頃は、あまりこの手の通信を出す必要性も薄かったからです。最近になって、事務所の規模も大きくなり、提供できるサービスも多様化し、はじめて本当の意味での必要性が生じてきたのだと考えられます。
私に先見の明があったのか、職員にその本当に必要な機を読む能力があったというべきか、その判断は皆様にお任せしますが、やはり今が必要な時なのでしょう。
この第一号を手始めに、肩を張らずに、不格好さを覚悟の上、本当にお伝えしたいことをお伝えする、そんなミニコミ紙にしたいと考えています。どうか宜しくお願い申し上げます。
